Is 消しカス集めはもう不要?文房具で作る最強の練り消し自作裏技を徹底解説 something you want to understand? Discover key explanations right here.

なぜ、削った消しゴムに液体のりとハンドクリームを加えるだけで、まるでスライムとグミの中間のような絶妙な弾力が生まれるのでしょうか。その秘密は、高分子化合物の架橋構造にあります。

一般的なプラスチック消しゴムは、ポリ塩化ビニル(PVC)に可塑剤(かそざい)と呼ばれる柔軟成分を加えて作られています。定規で削ることで表面積が爆発的に増えたPVC粒子に、PVAを主成分とする液体のりを投入すると、のりのポリマー鎖が消しゴムの微粒子同士を網目状に架橋します。

しかし、のりだけでは水分が抜けた瞬間に硬化し、柔軟性が失われてしまいます。ここで自作裏技の決定打となるのが、米粒半分ほどの微量なハンドクリームです。クリームに含まれるミネラルオイルやワセリン、グリセリンがPVCのポリマー間に浸透し、内部の潤滑剤として機能します。結果として、引っ張った際に分子同士がスムーズに滑り合い、途中で裂けることなくどこまでも薄く伸びる特性が完成します。

失敗を防ぐ「練り込み」のステップ

混ぜ合わせる際は、一気に全量を投入してはいけません。削り粉の山の中央にくぼみを作り、液体のりを1滴ずつ垂らして指先で外側から巻き込むように押し固めます。粉っぽさが消えて耳たぶ程度の硬さになった段階で、最後にハンドクリームを爪楊枝の先で触れる程度の微量だけ塗布し、両手で引き伸ばしては折りたたむ作業を30回ほど繰り返してください。摩擦熱が加わることで成分が完全に一体化し、手触りが激変します。