Looking into 蚊に刺された跡に血豆や異常な腫れ?マダニなど危険な虫刺されを見分ける症状別チェック法を徹底解剖? Here is the main facts with clear analysis.

「庭の草むしりをした後、ふくらはぎに赤いポツポツができた」「キャンプから帰ってきたら、足首がパンパンに腫れ上がって血豆のようになっている」――。こうした症状に直面した際、最も危険なのは「ただの蚊だろう」という自己判断です。

前出のRSK山陽放送(TBS NEWS DIG)の特集報道でも指摘されている通り、虫刺されの痕に「血豆」や「黒いかさぶた」のような隆起が見られる場合、まず第一に疑うべきなのがマダニの存在です。マダニは皮膚に口器を深く突き刺し、セメントのような物質を出して自らを固定したうえで、数日から1週間以上かけてじっくりと吸血します。吸血前のマダニは体長3〜4ミリ程度と小さいものの、血を吸って満腹になると1センチ以上の赤黒い球状に膨れ上がります。これが人の目には「突然できた血豆」や「大きくなったイボ・ホクロ」にそっくりに見えるのです。

血豆とマダニの決定的な見分け方と「引っ張ってはいけない」理由

もし患部に血豆のようなものを見つけた場合、絶対にやってはいけないのが「指やピンセットで無理やり引き抜くこと」や「爪で潰すこと」です。

マダニを無理に引っ張ると、皮膚の奥に食い込んだ頭や口器(顎体部)がちぎれて体内に残り、激しい異物反応や化膿を引き起こします。さらに恐ろしいのは、マダニの胴体を圧迫することで、マダニの体内にあるウイルスや細菌が人間の血管内へ逆流(注入)してしまうリスクです。特に西日本を中心に全国へ拡大しているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニが媒介するウイルス感染症であり、国立感染症研究所の統計データでも致死率が約10〜30%に達する極めて危険な疾患として厳重な注意が呼びかけられています。

見分けるポイントとして、ルーペやスマートフォンの拡大カメラで患部を横から観察してみてください。皮膚からわずかに浮き上がった丸い塊の根元に、微小な「脚」が動いていたり、皮膚に垂直に突き刺さっている構造が見えたりすればマダニ確定です。この場合は一切触れず、直ちに皮膚科や外科を受診し、局所麻酔下で皮膚ごとくり抜く等の適切な外科的処置を受ける必要があります。

出血点と激しい腫れが特徴の「ブヨ(ブユ)」

一方、マダニのように虫体そのものが付着していなくても、刺された跡の中心に「小さな赤い出血点」や「内出血による紫色の血豆」ができるケースがあります。その代表格が、高原や渓流、ゴルフ場などに生息するブヨ(地域によってはブユ、ブトとも呼ばれる)です。

蚊が細い針を刺して血を吸うのに対し、ブヨは皮膚をノコギリのような口で「噛み切って」流れ出た血を吸います。そのため、刺された直後は気づかないかチクッとする程度ですが、数時間後から翌日にかけて毒素による激しいアレルギー反応が起き、患部が熱を持って通常の数倍に腫れ上がる(異常な腫れ)のが特徴です。激しいかゆみと痛みが1〜2週間以上続き、水ぶくれ(水疱)や血豆を形成することも珍しくありません。