SNSや動画配信サイトで公開される「3分ハイライト」や「1分ダイジェスト」は、ゴールシーンや決定機を手軽に追うのに適しています。しかし、サッカーファンの間で話題となっているのは、ハイライトに映らないオフ・ザ・ボールの攻防です。
スポーツナビ等で配信される短尺動画では得点やアシストの瞬間が強調されますが、長谷川唯の真骨頂は「相手カウンターを未然に防ぐポジショニング」と「プレスを受けた際の首振り(スキャン)回数」にあります。相手のプレッシャーを受けながらも味方の足元へストレスなくボールを届けるビルドアップの安定感こそが、マンチェスター・シティを欧州トップレベルに押し上げている本質です。
また、谷川萌々子についても、アシストとなったスルーパス以前に「相手ボランチの背後でフリーになる動き出し」が秀逸でした。ダイジェスト動画を見る際も、ボールが出る前の2〜3秒間に選手がどのような視野を確保していたかに着目すると、トッププレイヤーたちの凄みがより立体的に理解できます。