ここからは、実際に「風になる」をウクレレやピアノで演奏したい方に向けた実践的な攻略ガイドをお届けします。つじあやのさんの代名詞であるウクレレはもちろん、ピアノの発表会や弾き語りでも絶大な人気を誇るこの曲は、音楽初心者の最初の1曲としてこれ以上ない教材です。
ウクレレ簡単コード進行と「つじあやの流」ストロークのコツ
原曲のキーは「C(ハ長調)」です。ウクレレにおいてキーCは、開放弦を多く使えるため、指の力が弱い女性や子どもでも最も押さえやすいキーとなっています。登場する基本コードは以下のわずか6種類だけです。
- Cコード:1弦の3フレットを薬指で1箇所押さえるだけ。
- Amコード:4弦の2フレットを中指で1箇所押さえるだけ。
- Fコード:Amの形に、2弦の1フレット(人差し指)を足すだけ。
- G7(またはG)コード:初心者はFの形から指を滑らせやすい「G7」で代用すると劇的に簡単になります。
- Em7コード:本来は「Em」ですが、1弦と3弦の2フレットを押さえる「Em7」に変換することで、コードチェンジの難易度が半分以下に下がります。
- Dmコード:Fコードの形に、3弦の2フレット(薬指)を足すだけ。
【サビの基本コード進行(キーC)】
|C |G(G7)|Am |Em(Em7)|
|F |C |Dm |G(G7) |
つじあやのさんのような軽快なサウンドを出す最大のコツは、右手のストローク(弾き方)にあります。ただ上下にジャカジャカと均等に弾くのではなく、「ジャン・チャッ・チャ・チャ・チャ・チャ」と少し跳ねるようなリズム(バウンス感)を意識し、人差し指の腹と爪の境目あたりで弦を優しく撫でるように弾くと、映画そのままの温かい音色が再現できます。
ピアノ伴奏のポイントと失敗しない楽譜選びの基準
ピアノで「風になる」を演奏する場合も、原曲キーが「ハ長調(白鍵がメイン)」であるため、譜読みのハードルは非常に低いです。左手の伴奏は「ド・ソ・ミ・ソ」のようなアルペジオ(分散和音)よりも、4つ打ちのコードバッキング(和音を一定のリズムで刻む奏法)にする方が、原曲の疾走感が出やすくなります。
市販やダウンロード配信(ぷりんと楽譜、mucomeなど)で楽譜を選ぶ際は、以下の基準で自分のレベルに合ったものを選んでください。
- 超初心者・保育士試験対策:左手が一音(ベース音のみ)または2音の簡易伴奏になっている「入門〜初級アレンジ譜」。
- 中級者・発表会向け:イントロの印象的な管楽器・ストリングスのフレーズ(タララ・ラ・ラ〜♪)が右手にしっかり組み込まれている「中級ソロ譜」。