中島健人さんの学生時代を語る上で欠かせない伝説的エピソードが、「遊戯王レポート」の存在です。彼が所属していたゼミの指導教員・佐藤正晴教授がメディアの取材に対して明かしたところによると、課題レポートのテーマ設定に悩んでいた中島さんに対し、教授が「自分が本当に情熱を持って語れる対象を選びなさい」とアドバイスしたことが発端でした。
その際、中島さんが導き出した答えが、自身が幼少期から深く愛好してきたトレーディングカードゲーム『遊☆戯☆王』でした。ラジオ番組『オールナイトニッポン』などでもたびたびアニメやカードゲームに対する並々ならぬ熱量を覗かせていた彼ですが、大学の課題として提出されたレポートは単なる趣味の開陳にとどまらない完成度を誇っていました。
教授の証言によると、提出されたレポートは『遊戯王』というコンテンツがなぜ国境や世代を超えてこれほどまでに爆発的なブームを巻き起こしたのか、そのカード設計やプレイヤーズ心理、コミュニケーションツールとしての社会学的機能を緻密に論考したものだったといいます。「遊戯王なら誰よりも深く語れる」という自負のもと、ストイックな分析と観察眼が散りばめられたレポートは教員を大いに唸らせ、見事に高い評価を獲得しました。