Q1:日本の水道水はどこでもすべて軟水なのですか?
A1:大半の地域は硬度30〜80mg/L程度の軟水ですが、地域差があります。例えば、石灰岩層を通る沖縄県の一部地域や、カルスト地形を水源に持つ千葉県や山口県の一部エリアなどでは、硬度100mg/Lを超える「中硬水」に近い水道水が供給されている場所も存在します。
Q2:硬水を沸騰させると軟水に変わるというのは本当ですか?
A2:半分正しく、半分は誤りです。煮沸によって炭酸水素カルシウム由来のミネラル成分が結晶化(白い水垢)して沈殿するため、一定の硬度は低下します(これを「一時硬度」と呼びます)。しかし、硫酸塩や塩化物として溶け込んでいるマグネシウムなどのミネラル(永久硬度)は煮沸しても除去されないため、完全に軟水化するわけではありません。
Q3:コーヒーを淹れるときは硬水と軟水のどちらが良いですか?
A3:求める味わいによって異なります。豆本来のシャープな酸味やフルーティーな香りをストレートに楽しみたい浅煎り豆には軟水が向いています。一方で、苦味とコクを強調し、酸味を抑えた深煎りのエスプレッソやカフェラテを好む場合は、中硬水〜硬水を使用することでマイルドで濃厚な一杯に仕上がります。