彦摩呂が芸能界に本格デビューを果たしたのは、昭和が終わり平成へと移り変わる1988〜1989年のことでした。秋元康氏がプロデュースを手掛けた男性アイドルグループ「幕末塾」の結成メンバーに選ばれ、個性豊かなメンバーを束ねるリーダーとして抜擢されます。
当時のビジュアルは、切れ長で涼しげな目元に鋭いフェイスライン、すらりと伸びた高身長が際立つ正統派の二枚目でした。モデル活動を経て芸能界入りした経歴を持つこともあり、カメラの前で見せる表情やポージングは洗練されており、現在のコミカルで温厚なキャラクターとは全く異なるクールな魅力を放っていました。
SNS上で当時のブロマイドやレコードジャケットが紹介されるたびに、リアルタイムを知らない世代からは「トレンディ俳優のよう」「少女漫画から抜け出してきたみたい」といった驚きの声が寄せられます。まさに時代を象徴するトップアイドル候補としてのオーラを放っていたのです。