香取慎吾のキャリアの幕開けは、まさに昭和から平成へと移り変わる激動期でした。1988年、わずか11歳でSMAPの結成メンバーに選ばれた彼は、グループ内における最年少メンバーとして独自の立ち位置を築いていきます。年上のメンバーたちに囲まれながら見せる無邪気な表情と、スラリとした長身に整った目鼻立ちのコントラストは、当時からファンの間で「奇跡の美少年」として大きな話題を呼びました。
当時のアイドル誌やテレビ番組のアーカイブを紐解くと、まだあどけなさが残る少年の危うさと、ステージに立った瞬間に見せる天性のタレント性が同居していたことが窺えます。バラエティ番組で見せる天真爛漫なキャラクターとは裏腹に、グラビアで見せるアンニュイな眼差しは、早くも後年の俳優としてのポテンシャルを強烈に予感させるものでした。