国際的な放映権料の高騰は、今大会の視聴環境にも極めて大きな影響を与えています。かつてのように「全試合が地上波で無料生中継される」という時代は終わりを告げ、ハイブリッド型の視聴スタイルが定着しています。
公式発表資料および業界関係者の動向によると、サッカー日本代表の試合や開幕戦、準決勝、決勝戦などの最注目カードに関しては、地上波テレビ放送(NHKおよび民放キー局)での生中継が軸となります。一方で、48カ国に拡大したことで増加したグループステージの他国同士の好カードや、深夜早朝帯の試合については、DAZNを中心とする有料ネット配信や公式配信プラットフォームが独占またはサブライセンスでカバーする体制が構築されつつあります。
視聴者が最も警戒すべきは「日本時間キックオフ」のタイミングです。開催地であるアメリカ、カナダ、メキシコと日本の間には、13時間から16時間程度の時差(サマータイム適用時)が存在します。現地で夕方から夜にかけて行われる試合は、日本時間では「翌日の早朝6時〜午前11時頃」のキックオフとなります。平日午前中に試合が集中するため、仕事や学業との兼ね合いから、テレビのリアルタイム視聴だけでなくネット配信の見逃し配信(オンデマンド)やハイライト視聴の環境を事前に整えておくことが必須です。