睡魔の原因は受講態度だけではありません。見過ごされがちなのが「教室内の空気環境」です。朝日新聞が報じた研究実験データでも示されている通り、閉め切った室内で多人数が呼吸を続けると、室内の二酸化炭素濃度は容易に2,000〜3,000ppmを超え、これが顕著な眠気や集中力低下を引き起こすことが実証されています。窓を開けて適切な換気が行われない空間では、どれほどモチベーションが高い学習者であっても生理的に眠気を抑えることは不可能です。
さらに見逃せないのが食事に起因する血糖値スパイクです。昼休みや授業前の休憩に糖質の多いパンやジュースを過剰摂取すると、急激に上昇した血糖値を下げるためにインスリンが大量分泌され、食後30〜60分後に急激な低血糖状態へ陥ります。この乱高下に伴い、脳へのエネルギー供給が一時的に滞ることで、意識を保てないほどの抗いがたい睡魔が引き起こされます。