長年『笑点』をリアルタイムで視聴しているファンが違和感を抱いたきっかけは、大喜利コーナー冒頭におけるルーティンの変化でした。定例の構成であれば、司会の春風亭昇太が各回答者の挨拶を受け流したあと、「そして、座布団運びの山田隆夫さんです」と振るのがお決まりの流れです。そこで山田隆夫が季節の小噺や近況、あるいは自身のCDや著書の告知を挟み、回答者から野次を飛ばされるまでが一連の様式美でした。
しかし近頃のオンエアでは、回答者の挨拶が終わると即座に1問目の出題へと移行するケースが頻発しています。山田隆夫の姿は映るものの、単独マイクでの挨拶が完全にカットされ、司会者との掛け合いも必要最低限の業務連絡や運搬動作のみにとどまる回が増加しました。これに対し、SNS上では「今日の笑点、山田さんの挨拶がなかった」「何か編集で切られたような不自然な間口があった」と、視聴者による指摘が相次ぐ事態となりました。
| 検証項目 | 過去の通常回(定番パターン) | 近年の変化・違和感の正体 |
|---|---|---|
| 冒頭の個別挨拶 | 昇太からの振りに応じ、約20〜30秒の小噺や自己PR | 挨拶自体が全カット、または一礼のみで即1問目へ |
| 司会・回答者との絡み | 突き飛ばし、座布団全没収など積極的なリアクション | 淡々と運搬に専念、過度なプロレス演出の抑制傾向 |
| 代役・ゲスト起用 | 正月特番や体調不良時の若手落語家による一時的な補佐 | ゴールデン帯大型タレント(城島茂など)の単独起用 |