Q1:なぜ日本のチケット代は海外アーティストの公演ほど極端に高くないのですか?
A1:欧米では数年前からダイナミックプライシングが本格導入され、人気席が10万円〜20万円超で売買される事例が常態化しています。対して日本市場は、長年培われた「一律料金文化」やファンクラブ組織による保護があり、急激な変動を抑える防波堤として機能してきました。しかし現在、その日本でもVIP席導入や段階的な価格改定によって、徐々にグローバル水準へと追いつきつつあります。
Q2:プレイガイドの各種手数料はなぜこんなに高いのですか?
A2:不正転売対策のための高機能な電子チケットアプリ開発・運用コスト、厳重な本人確認サーバーの維持費、通信暗号化などのセキュリティ投資が嵩んでいるためです。紙チケット時代と比べて不正防止の利便性は向上したものの、そのシステム開発・保守費用が利用者に転嫁されているのが実態です。
Q3:今後、チケット相場が以前の7,000円〜8,000円台に戻る可能性はありますか?
A3:人件費、会場の光熱費、物流費の基礎コストが恒常的に上昇しているため、以前の水準までチケット代が引き下がる可能性は極めて低いと考えられます。今後は「固定の指定席は高価格を維持しつつ、後方立ち見席や学生割引席などを設けて裾野を維持する」といった、より細分化された価格設計が進む見込みです。