ニット帽の完成度を左右するもう一つの決定的な要素が、髪の毛の処理と耳の位置関係です。適当にかぶってしまうと、ただの防寒着に見えてしまいがちですが、わずかな微調整でこなれ感が劇的に高まります。
まず前髪を出すか、しまうかの判断です。前髪を出すスタイルは、可愛らしさやカジュアルな親しみやすさを与えます。この場合、前髪をそのままペタンと潰すのではなく、軽くコテで巻いて束感を作り、帽子の縁から自然に流すのがポイントです。一方、前髪を帽子の中へ完全にしまい込むスタイルは、すっきりとした知的な大人の雰囲気を演出します。特に30代・40代以上のきれいめコーデでは、前髪をすっきりとしまい、サイドの後れ毛を少し引き出すことで洗練された清潔感が生まれます。
次に重要なのが耳の出し方です。完全に耳を隠してしまうと、どこか重苦しく幼い印象になりがちです。現在のスタンダードは「耳を半分だけ出す(上半分を隠して耳たぶを出す)」バランスです。ピアスやイヤリングなどのアクセサリーが綺麗に映えるだけでなく、適度な抜け感が生まれ、こなれたスタイリングが完成します。