ナオト・インティライミの家庭的な一面や夫婦関係を語る上で欠かせないのが、2017年に放送されたTBS系金曜ドラマ『コウノドリ』第2シリーズへのゲスト出演です。彼が演じたのは、妊娠・出産に直面する妻を支えようとする夫・佐野康孝役でした。
劇中では、一見協力的でありながらも育児の大変さを本当の意味では理解しきれず、産後うつに悩む妻(演:高橋メアリージュン)の心情に気づけない夫という、非常に難しくリアルな役どころを見事に演じ切りました。視聴者からは「共感できる」「身につまされる」と大きな反響を呼びましたが、この真に迫った演技は、彼自身が実際に双子の育児や第3子の誕生を間近で経験してきた当事者であったからこそ成立したものです。
当時のインタビューや撮影現場の様子でも、産前産後の女性が抱える過酷な身体的・精神的負担に対する深い理解と敬意が滲み出ていました。フィクションの役柄を通して、現代の夫婦における「育児の分担」や「精神的寄り添い」の難しさを浮き彫りにした彼の表現力は、私生活において妻と共に試行錯誤しながら命を育んできた実体験の賜物と言えます。