一方で、テレビ番組『ジョブチューン』のジャッジ企画において、本商品が超一流料理人たちから「不合格」の判定を下された場面は、SNS上で激しい議論を巻き起こしました。
料理人側が指摘したのは主に「スープの塩味の強さ」「後半に食べ進めるにつれて生じる油脂の重たさ」「全体の調和(バランス)」といった点でした。フレンチや日本料理のトップシェフが重んじるのは、コース料理や一皿の料理としての起承転結、素材本来の旨味を引き出す繊細な調和です。その尺度から見れば、過剰な塩分と背脂で舌を麻痺させるような二郎系の設計思想は「トゥーマッチ(過剰)」と映るのも自然な理屈でした。
しかし、ネット上のラーメンファンや一般ユーザーからは「それこそが二郎系の本質」「バランスが良い二郎系なんて求めていない」「不合格と言われたからこそ、媚びていない証拠で信頼できる」といった逆転の擁護論が噴出しました。食の機能美としての「上品な調和」と、サブカルチャー的背徳感としての「過剰な快楽」。この価値観の断絶こそが、本コラボレーションが巻き起こした最大のドラマだったと言えます。