代官山駅から徒歩約5分という超一等地に広がる約5,400平方メートル余りの敷地。その南西斜面に広がる庭園に足を踏み入れると、まず驚かされるのがダイナミックな高低差です。武蔵野台地の末端にあたる急峻な崖線(がいせん)地形を削ることなく、ありのままの傾斜を取り込んで設計されています。
一般的な大名庭園のような平坦な歩道とは異なり、石段を上り下りしながら視点が次々と切り替わる構造が大きな特徴です。斜面には自然石の石組みが配され、モミジやツツジ、常緑樹が重層的に植栽されています。高台の主屋から庭園を見下ろすパノラマビューと、谷底から見上げる緑の天蓋はまったく異なる表情を見せ、敷地面積以上の広がりと奥行きを体感できます。