「サイズは合わせたはずなのに、時計の数字で推しの顔が隠れてしまう」「設定した途端に上部が勝手にグラデーションでぼかされる」という現象には、iOSの自動補正システムが関係しています。
iOSでは、画像サイズが縦方向に足りない場合、自動的に画像上部を延長してグラデーションで塗りつぶす「壁紙延長機能」が作動します。これが「意図しないボケ」の原因です。このトラブルを回避し、ホーム画面とロック画面を美しく見せるためのレイアウト設計には3つのセーフゾーンが存在します。
第1に、上部25%の「情報表示エリア」です。ここには時計やDynamic Island、各種通知が集約されるため、人物の顔や視線を集めたい要素を置いてはいけません。背景の空や余白をこの領域に割り当てるのが鉄則です。
第2に、中央50%の「アイキャッチエリア」です。ロック画面においては通知が下部からスタック表示されるため、この中央領域が最もクリアに保たれます。被写体のメイン(人物・ペット・風景の主役)は、画面全体の上から30%〜60%の範囲内に収まるよう配置するのが黄金比率です。
第3に、ホーム画面における「視認性の確保」です。ロック画面と同じ高精細な写真をホーム画面にも適用すると、アプリ名やアイコンと背景が同化して視認性が著しく低下します。設定画面で右下の「ぼかし」アイコンをタップし、ホーム画面側にのみ適度なブラー処理をかけることで、アプリを探しやすく落ち着いたトーンを維持できます。