BSフジの『植野食堂』で食通たちを唸らせた名酒場の名物「いか肝バター炒め」。本来はスルメイカとその肝、調味料のみでシンプルに炒め上げるプロの技ですが、ここにニンニクの芽を加えることで、家庭の晩酌を割烹レベルに引き上げる極上おつまみへと進化します。濃厚な肝の旨味にニンニクの芽の青々しい香りと歯ざわりが加わり、脂っこさを心地よく中和してくれます。
家庭のフライパンでプロの火入れを再現する手順
失敗の原因になりやすい「イカの硬化」と「肝の生臭さ」を防ぐため、食材を投入するタイミングを明確に分けるのが鉄則です。
【材料(2人分)】
・スルメイカ(ワタ入り):1杯
・ニンニクの芽:4〜5本(4cm長さにカット)
・有塩バター:15g
・濃口醤油:小さじ2
・日本酒:大さじ1
・黒胡椒:適量
【調理手順】
- 下ごしらえ:イカの胴体からワタを破かないように引き抜き、軟骨と内臓を取り除きます。胴体は1cm幅の輪切り、ゲソは食べやすい大きさにカット。肝は薄皮に包丁を入れ、包丁の背で中身をしごき出して日本酒と合わせておきます。
- ニンニクの芽の素炒め:フライパンに少量の油(分量外)を熱し、下処理を終えたニンニクの芽を強火で1分ほど炒め、一度皿に取り出します。
- イカと肝の火入れ:同じフライパンにバター半量(約7g)を溶かし、イカの身を入れて強火でサッと炒めます。表面の色が変わり始めたら、イカの肝ペーストを投入し、手早く全体に絡めます。
- 仕上げ:取り出しておいたニンニクの芽を戻し入れ、残りのバターと醤油を鍋肌から回し入れます。強火で一気に煽り、タレが香ばしく泡立ったら火を止め、黒胡椒を振って完成です。