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そして2026年、宮部姉妹はさらなる大きな決断を下しました。TBS NEWS DIGなどの報道によると、2026年5月28日、姉・宮部藍梨選手がアメリカへ、妹・宮部愛芽世選手がフランスへの海外移籍を同時に発表したのです。

国内のSVリーグ(旧Vリーグ)でもトップクラスの人気と実力を誇る2人が、なぜこのタイミングで、しかも同じ国ではなく「アメリカ」と「フランス」という別々の国を選んだのでしょうか。そこには2028年のロサンゼルス五輪を見据えた極めて合理的かつ戦略的な理由が存在します。

  1. 姉・藍梨が「アメリカ」を選んだ理由: 藍梨選手にとってアメリカは、ミネソタ大学時代に4年間を過ごした「第2の故郷」です。近年、アメリカでは女子プロバレーボールリーグ(LOVBやPVFなど)が急速に拡大し、世界中のトップ選手と莫大な資金が集まる最高峰のマーケットへと進化しています。言語の壁が一切なく、長身でパワーのある欧米のスパイカー陣と日常的に対峙できるアメリカの環境は、ミドルブロッカーとしての完成度を極める上で最適解と言えます。
  2. 妹・愛芽世が「フランス」を選んだ理由: 一方、173cmのアウトサイドヒッターである愛芽世選手に求められるのは、世界の高いブロックを打ち抜く「巧みな技術」と「タフな守備力」です。フランスのリーグAは近年、欧州チャンピオンズリーグにも出場する強豪クラブがひしめき、多国籍な選手が集まる戦術的レベルの高いリーグとして知られています。若手選手が試合出場機会を得ながら欧州特有の組織的なブロック&ディフェンスを学ぶには、フランスが絶好のステップアップの舞台となります。

「姉妹だから一緒のチームに行く」のではなく、それぞれのポジションと課題に最も適した戦場を別々に選ぶ自立心こそが、宮部姉妹の強さの核心です。