ネット上のQ&AサイトやSNSの口コミを分析すると、「マックのポテトを電子レンジで温めたら、フニャフニャになった後にカチカチのプラスチックみたいになって食べられなかった」という失敗談が後を絶ちません。なぜ多くの人が手軽な電子レンジを使って後悔することになるのでしょうか。
電子レンジのマイクロ波は、食品内部の水分子を振動させて摩擦熱を生じさせます。しなしなになったポテトをラップをかけてレンジ加熱すると、内部のわずかな水分が一気に水蒸気となって外へ逃げようとし、表面の衣をさらにふやかします。逆にラップをせずに長めに(1分以上)加熱すると、今度は内部の水分が完全に奪われ、デンプンが過乾燥状態に陥って「ゴムや枝のように硬く噛み切れない状態」に変質してしまいます。
一方で、SNS上の料理愛好家やヘビーユーザーの間で検証され、実用性が高いと評価されているのが「電子レンジ+フライパン(またはトースター)のハイブリッド加熱法」です。特に冷蔵庫に入れて芯まで冷え切ってしまったポテトの場合、いきなりトースターやフライパンにかけると、中心が温まる前に表面だけが焦げてしまいます。
そこで、まずは皿の上にキッチンペーパーを敷き、その上にポテトを広げてラップをせずに電子レンジ(600W)で20秒〜30秒だけ加熱します。これにより中心部の温度だけを素早く引き上げ、浮き出た水分をキッチンペーパーに吸わせます。その直後に予熱したフライパンやトースターに移して1分〜2分だけ強火で表面を焼き締めることで、加熱時間を大幅に短縮しつつ「外カリ・中ホク」の理想的なコントラストを再現することが可能です。