村雨辰剛さんの心を捉えて離さない飼い猫の名前は「芽吹き」。普段は親愛の情を込めて「メちゃん」と呼ばれています。彼女はペットショップから迎え入れられた血統書付きの猫ではなく、保護された経緯を持つ三毛猫の女の子です。
出会いのきっかけは、村雨さんの本職である庭師としての現場の繋がりでした。仕事仲間や関係者を通じて保護猫の存在を知り、里親として名乗り出たことが共同生活の始まりです。「芽吹き」という風雅な名前には、冬を乗り越えて春に芽吹く力強い生命力と、庭師として植物と向き合い続ける村雨さんならではの深い自然への敬意が込められています。
環境省の動物愛護管理行政データなどを見ても、近年は保護猫を家族として迎える選択が定着しつつありますが、村雨さんはブームになる以前から、命に対する真摯な向き合い方を実践していました。庭仕事という過酷な現場をこなしながら、繊細な保護猫が心を開くまでじっくりと時間をかけて信頼関係を築き上げたエピソードは、彼の誠実な人柄を物語っています。