手数料計算において初心者が最も見落としがちであり、深刻なトラブルになりやすいのが「不測の事態におけるペナルティ費用」です。
売り手都合キャンセルの破壊的なペナルティ
チケ流では、購入者が注文を確定した時点で売買契約が成立します。「他所で買い手が見つかった」「家族が行くことになった」「発送期日をうっかり過ぎてしまった」といった理由で出品者側から取引をキャンセルした場合、取引キャンセル料(違約金)としてチケット代金の10%〜全額相当の請求が行われる規約になっています。弁護士ドットコム等の相談事例にもある通り、「手元にチケットがないのに誤って出品し、高額なキャンセル事務手数料を請求された」というケースが頻発しています。
公演中止・延期時の払い戻しと仲介手数料の行方
アーティストの体調不良や悪天候により公演自体が中止となった場合、チケ流の原則ルールでは取引は無効となり、買い手に全額返金されます。しかし、出品者側は「主催者からの払い戻し手続きを自ら行う手間」が発生するだけでなく、すでにチケ流の発送手続きが進んでいた場合、使用した送料は戻ってきません。また、専用の安心プラス等の補償オプションの有無によって対応ステータスが細かく分かれるため、出品前に公式の「公演中止時の対応ガイド」を一読しておくことが自衛に直結します。